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こんにちは、Webライターのしらゆきです。暇さえあれば本ばっか読んでる僕(というかそれしか趣味がないの。泣)ですが、世の中を見てみると読書人口ってもの凄いスピードで減ってるなぁと思う今日この頃です。電車の中で本を開いてる人をほとんど見なくなりました。

中高年の方々は通勤途中に読んでる人もちらほら見かけますが、若い人で本を読む人はかなり少なくなっているようです。実際に大学生に対して行ったアンケートで4割ほどの学生は本を全く読まないと回答したとのことでした。おそらくこの数字は今後どんどん大きくなって5割を超える日もそう遠くないように思えます。

 

本なんか読まなくても暇を潰せる物で溢れた現代社会


僕らが子供の頃と言えば外で元気に走り回り、転びまくって膝をボロボロにしてたような時代です。任天堂からゲームボーイが発売されたのがちょうど小学生に上がる頃だったので、まだそんなに誘惑が多くなかった時代だと思います。ミニ四駆とビーダマンとか今の世代が知らないおもちゃが贅沢品でした。

更にその前の世代まで遡ると、もはやインドアでいかに時間を潰すかと言えば読書くらいしかなかったと聞きます。ちょうど親の世代とかでしょうか。当時はバブル期ということもあって外でお金を使って遊ぶ若者も多かったようですが、ネットもないゲームもない時代では室内で暇を潰せるものはあまり無かったとのことです。

まぁでもちょっと考えてみれば分かりますね。今目の前からネットとかゲームが無くなったらみんな何して遊ぶんだろうと。そういう時代に生きていたら自然と読書に明け暮れるのも納得です。つまりそれしかやること無いからという理由で読書人口は今より必然的に多かったわけです。

 

スマートフォンの登場で読書はもはや高齢者の楽しみと化した


僕は週に何度も図書館に行きますが、自分と同年代の人たちを見ることがほとんどありません。明らかに図書館は高齢者の居場所になっています。小学生をたまに見かけることがありますが、読んでるのはマンガだったり雑誌だったり本が好きで図書館に通ってるような子供はもはや絶滅危惧種のような気がします。

夏休みですら1日に子供を数人しか見かけなかったくらいなので、現代社会の縮図を見たような気持ちになりました。図書館の利用客がほとんど高齢者なのは言い方がちょっとあれですが要するに「それくらいしかやることが無い」からだと思います。自宅でテレビを延々と見てるか、図書館で本を漁るか。

インドアな人たちの大半はそんな感じなんじゃないかなと。最近は山登りブーム等でアウトドアな高齢者が増えていますけどね。いずれにせよネットやゲームとは無縁な高齢者にとって娯楽としての読書は今だ成立していると言えます。読書スペースで僕はいつも高齢者に囲まれて本を読んでいますからね。

それに対して若者はどうでしょう。別に図書館なんか来なくても家で暇を潰せるツールがたくさんありますよね。出版業界が瀕死のこの時代、買わないで本を借りに行く人が多いのかと思いきや図書館の現状は前述した通りなので、若者に関して言えば本は買うわけでも借りるわけでもない物と化しています。

特にスマホが普及してから読書率の下降は著しいです。現在のスマホ普及率は若者に限定して言えば大学生で9割近く、高校生で8割弱、中学生ですら6〜7割とみんな何かしらのデバイスを所持しているとのデータがありました。地域によってかなり偏りはあると思いますが、少なくとも東京に限って言えばこの数字は割と正確なんじゃないかなと思います。

スマホがあればネットにSNSにソシャゲに、その他にも誘惑は無限にあります。試しに去年か一昨年にGoogleのPlaystoreでアプリランキングを見た時は、ソーシャルに関して言えば出会い系のSNSが上位を独占。問題になったLINE掲示板とかも含まれます。主なユーザーは高校生とか若年層に集中しているとのデータもありました。

 

能動的に何かを学ぼうとする人口が減れば社会全体の質が下がる


結論から言うと、長い時間をかけて日本はこういう状態に向かって行くんじゃないかなと個人的には思ってます。若者の読書人口が減った背景にはネットの普及やスマホの普及がありますが、読書は単に本を読むという行為ではなく「自ら能動的に何かを学ぼうとする」という心理も含まれているはずです。

そういう気持ちが他の誘惑に排除されたまま育つと、自分で何かを意欲的に学ぼうとか調べようという人が全体として確実に減ると思います。その結果、個性の無い、つまり同じ色の人間が大量生産されることになる。その他大勢というクラスタが拡大すれば、言われたことやるだけの社会人が比例して増える。そういう地味だけど致命的な浸食が広がると、いつか社会全体としてまともに機能しなくなる日も来るんじゃないかなーと。

いわゆる格差社会というか、日本ではまだ貧富の差はそこまで大きくないけどそれも時間の問題なんじゃないかなと。何だか悪い面だけ書いた気がしますが、もちろん現代の技術がもたらした恩恵を有効に活用している人たちもいます。今までは日の目を見ることのなかった高い技術を持ったアマチュアがプロを脅かすことも可能な時代です。努力して何かを極めてる人にとってはチャンスが無限にある時代になったと言えます。

つまり、頑張った人間が報われて、頑張らない人間はどこまでも落ちて行く。そんな実力社会になってきたなぁと日々実感している今日この頃でした。僕も毎日やばいなぁ、もっと頑張らんとなぁとかぶつくさ言いながら生きております。二極化していく世界で、何とか必死に上にしがみついてやりたいですね。さぁて、寝よ寝よっ。