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先日ですね「バンドで売れたいと思っている人たちが知っておくべき売れるの定義」という記事を書きました。
タイトルが何かもう堅苦しくてあれですが、けっこう嬉しい感想をもらって書いてる身としては、続編書くぜ!
みたいなテンションになっています。まぁ元々シリーズものというか一回で書き終わるような内容でもなかった
のですが。というわけで今回も引き続きバンドマネジメントに関するネタで行かせてもらいますー。

 

 

疑ってみて探ってみる


まず何だろう。流れに逆らってみるというか、当たり前みたいに言われていることを疑ってみるというか、一歩
引いた目線で考えることって大切だと思うわけですよ。音楽に限らず何でもですね。

 

メジャーデビューはかっこいい!→本当にかっこいいか?笑

メジャーデビューして武道館でライブするのが俺の全てだ!→本当に武道館しかないか?笑

メジャーデビューすれば何とかなるぜ!→本当に何とかなるのか?笑

 

何かに夢中になってる時ってけっこう狭い範囲しか見えてなかったり、全く疑いもしなかったり、そういう時
って誰にでもあると思うんですよ。若気の至りってやつ?笑

でもそのまま進むと何か不測の事態になった時にどう対処すればいいか分からなくなる。実際にそういうバンド
が多いという理由から今この記事を書いております。ちなみにこれはバンドマネジメントに優れている人と話を
しながら書いている記事なので僕の個人的な意見というよりは、現場の人間の意見を分かりやすく僕が編集して
いる感じになります。だから現場の目線と外からの目線との両方を知るいい機会だったわけですね。

まぁとりあえずたぶん多くの人がみんな同じように思っている「メジャーデビュー=成功」という方程式は一回
すっきり忘れてもらって、音楽で成功(売れる)ことがゴールなら他にも道はあるんじゃないか?って探してみる
ことから全てははじまるわけです。何かこう型にハマって頑張るのとか僕はあんまり好きじゃないんで、いかに自
分のやりたい事をやりたいようにできるために可能性を探すか?これを是非とも色んな人に考えてもらいたいです。

 

 

売れるの種類


バンドで売れる、それはつまり多くの人に受け入れられて自分たちの音楽をたくさんの人が手に取って聴いてくれる
ということだと僕は思います。そうすれば自分たちもそれが収入になるし、音楽で食べていくことができる。これが
バンドで売れるという前提だ、みたいな話は前の記事でしました。

その上で、まぁ「売れる」といっても全てをひとくくりにはできないんじゃないか?という話になるんですね。
つまり売れるにも色んな種類があるから、自分たちの音楽がどの「売れる」で成功したいのか?まずはそれを定める
ことからはじめようじゃないかと。とりあえず大ざっぱに3つに分けてみました。

 

(1)みんなが知ってるようなバンドとして売れる大衆音楽(ミスチル・いきものがかり)

(2)アンダーグラウンドで売れるサブカルチャー的な音楽(アジカン・凛として時雨)

(3)表に露出しなくても売れている知る人ぞ知るバンド(昔のピロウズとか)

 

こうして見ると、自分がどの売れるで成功したいのか考えるいい機会ですね。まぁ目標のバンドとか憧れのバンドと
かって誰にでもあると思うので、それで決めてもいいかもしれません。というか普通はそれで決めるか。笑

何にしても、自分がバンドでやりたい音楽がどの種類の売れるなのか?それを先に定めておくというのは大切なこと
なわけです。というのもバンドというと何だか誰かの目に運よく止まって何か事務所に入ってCD出したら売れたった
みたいな宝くじ的イメージがあるかもしれませんが、音楽も1つのビジネスだしバンドは音楽という市場での商品と
いうことができます。つまり会社が新商品を開発する時と同じようなことを考えなければいけないってことですね。

 

 

自分の商品価値を見極めてターゲットを選定する


ちょっとイメージないかもしれないですが、企業が商品を開発する時にまず何より先に考えるのって「どう売れるか」
という点なんです。もちろん企業によって最初から思いつきで作っちゃうみたいな商品開発もあるだろうし多少の違い
はあれど、やっぱり基本的には「どう売れるか」をまず第一に考えます。

「どう売れるか」を考える時に「誰に買ってほしいか」つまりターゲットを定めることが重要なポイントになってくる
わけですね。どんな人がこの商品を買ってくれるだろう?という感じです。それがそのままバンドにも当てはまる、と
考えれば簡単。自分たちの音楽を手に取って聴いてくれる人はどんな人だろう?どんな人に聴いてほしいか?

まずはそこをしっかりと定めないと商品ってのは売れません。バンドも音楽という市場では商品の1つでしかないので
これをしっかりと定めないで活動をしていても大きなバンドになるのは難しいということが言えます。もちろん、そん
なことをしなくても売れるバンドはありますが、そういう天才タイプの音楽をやってるバンドはごく稀です。

だからやっぱり天才タイプではない人たちが音楽で飯を食うためには、しっかりと計算してバンド(商品)を作ってい
かないと厳しい、ということですね。たぶん多くの人が自分たちの音楽をたくさんの人に聴いてほしいと思ってバンド
活動をしているんでしょうが、みんなに聴いてもらえる音楽というのは基本ありません。

というのもさっきから音楽もビジネスの1つでバンドは商品だと繰り返し言っているように、自分たちのバンドを好き
になって買ってくれる属性を見極めてそこに対して猛アピール(売り込み)をしないといけないということになります。
自分のやりたい音楽と、自分の音楽が受け入れられそうなターゲット属性が一致していれば何も言うことはありません。

でもそこが一致しないと全く売れないバンドになってしまいます。例えばミスチルやいきものがかりのような大衆受けを
狙うとして、まさしくMステや武道館に出て売れたいと考えているのに自分たちの音楽がヘビーメタルみたいなパターン。
大衆に売れたいと考えながら実際にやっている音楽は大衆受けしない音楽。これじゃ売れるものも売れません。

 

 

どう売れたいかを明確にしバンドの音楽性を決める


これは人によってはかなりの抵抗があるかもしれません。普通、音楽をやっている人というのは明確に自分のやりたい
音楽があってそれで売れるために頑張る!わけですよね。だから「どう売れたいかを明確にしてから音楽性を決める」
という僕の主張は真逆になります。

じゃあ何でこんなことを言うかといえば、そりゃやりたいことやって売れたら最高だけどそんなんじゃ売れない、から
なんですね。さっきも言ったように天才タイプの人達は自分のやりたい音楽をひたすらやって爆発的に売れちゃうよう
なバンドもあります。でもそれはほんの一握りです。それに天才タイプだって試行錯誤して自分たちの音楽性がどこに
響くか?を考える努力を惜しまなかったのは言うまでもありません。

つまり「売れるかどうかわからない」のが当たり前の音楽という世界では「売れるために試行錯誤して実行したバンド」
こそが自分たちが望む舞台に立つことができます。つまり本当の意味での「売れる」に辿りつけるわけです。

Mステに出たい武道館をやりたい、と言ってるのに英語歌詞の音楽をやっていても可能性は限りなく低いでしょう。世界
で売れたいと言っているのに「会いたくて会えなくて寂しい」みたいな日本語の恋愛ソングを歌っていても無理でしょう。
どう売れたいかが明確にあれば、自ずとバンドの音楽性も限られてくるわけです。

まずはどう売れたいかを明確に定めて音楽性を選定し、その中で自分の持ち味(声とか歌詞とかメロディなどの強み)を
いかして勝負して下さい。やりたい音楽をやってるだけで幸せ、という人は別として、音楽で売れたい飯が食いたい、と
考えるならしっかりとゴールを定めターゲットを選定し、そこに見合った音楽性を追究しなければいけないということ。

 

 

結局は売れなきゃ続けられないんだから売れればいい


以上、いかがでしたでしょうか?まずは売れたいフィールドをしっかりと明確にして、そこで売れるためにはどんな音楽
を追求する必要があるか?をしっかりと考えましょうという記事でしたー。結局は売れなきゃ何にも形にならないわけで
だったら売れるために色々考えればいいんじゃね?というドライな考え方ですが悪しからず。笑

一番よくないのが、自分たちの目指すゴールと、自分たちの音楽性がまったくマッチしていない場合。ここが大きくズレ
ている分だけ売れないバンドになるわけです。だからやっぱりゴールとか方向性とか資質はまとまってないとダメってこ
とですね。資質って言葉が出てきましたが、そのネタはまた別の記事で書こうかなーと思います。

ではではみさなん、よきバンドライフを〜。