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バンドで有名になるって、男子なら一度は夢見る人生ですよね。中学生とか高校生になると何か知らないけど
みんな楽器とか持ち始めて、とりあえずギター弾いてればモテんじゃね?みたいな空気が漂うお年頃なわけです。
僕ら男子の脳みそは非常にシンプル(単純)に作られているので、曲作ってライブやってれば事務所に目つけられて
メジャーデビュー的な話がきて、そしたら武道館まで行ってみんなハッピーラッキー絶好調みたいな夢を見がちです。

確かに、メジャーデビューという言葉自体はかっこよく聞こえるし、武道館でライブやるなんてめっちゃカッコいい
ですよね。やっぱり誰もがそういった舞台を目指して自分達の音楽を頑張るわけだし、まさに夢の舞台だと思います。

でも実際そこまでいけるバンドって全体の何%くらいなの?という疑問がまず思い浮かぶのと、それ以外に道はないの?
という疑問も出てきます。世の中にはバンドなんて腐るほどあって、音楽やってる人なんてのは趣味・本気を問わずいくら
でもいますよね。その中でどのくらいの人が、みんなが憧れる夢の舞台へ辿りつけるのか?

 

 

そもそもバンドで売れるって何?という話


試しに「バンド 売れる確率」みたいな組み合わせで一通り検索してみましたが、具体的に何%くらいという数字は出て
きませんでした。まぁそりゃそうだ。確率論ではないし、明確に断言できる数字でもありません。実際、音楽という市場
そのものが縮小し続けている現在、昔だったら売れたバンドなんてのはたくさんいます。単にそのバンドがいい曲を作る
とか、かっこいいとか、そういう一元的な要素だけで売れるかどうかは判断できません。

じゃあ挑戦する価値があるかどうか分からないじゃんか!という声も上がってきそうですね。いや、確かにその通りです。
ちょっと話がそれますが、勝つか負けるかの勝負をする時は普通、その勝負に勝つための確率論を計算した上で勝負をし
ます。例えばサイコロを1回ふって3が出る確立は6分の1です。つまり約17%。それを勝てると判断するか負けると
判断するかは人それぞれですが、少なくとも確率論として数字でしっかりと見ることができます。

ギャンブル的な話になってしまいましたが、バンドで売れるということも僕は同じだと思っています。なぜなら音楽で成功
するなんてのは「人生をかけた大博打」だと思うからです。バンドで売れるために音楽活動を続ける!なんてのはギャンブル
です。それこそ多くのバンドがメジャーデビューは20代ですし、年齢で言うなら大学を卒業して就職して、社会に出て一番
頑張っているはずの頃に音楽活動へ没頭するわけですから、貴重な20代という時間をかけたギャンブルだと僕は思います。

もっと言えば、普通のギャンブルと違って確率論がないわけです。つまり何%くらい勝てる可能性があるという理論値がない。
売れる可能性が何%くらいあるのかも分からず、20代という貴重な時間をつぎ込んで勝負する大博打。まさに人生をかけた
ギャンブルです。それで売れなかったら、失った20代は天地がひっくり返っても戻ってこないですから恐ろしい話ですね。

でもバンドで売れたいと思っている大半の人、プロを目指している大半の人がそこまで考えないで、音楽というギャンブルに
人生かけて挑戦しています。どうせ人生かけて努力するなら、一か八かのギャンブルではなく売れるための努力をしたいとは
思いませんか?今回はバンドで売れたいと思っている人たちが知っておくべき「売れる」の定義を改めて考えてみました。

 

 

バンドで売れるの定義=バンド活動で飯が食える、音楽で暮らして行ける


まずバンドで売れたいと思っている人たちの大半が誤解している「売れる」ということの誤解を先に解きたいなと思います。
さっき話にも出ましたが、メジャーデビューって聞こえはカッコいいですよね。事務所がついて、レーベルからCDをリリース
するなんて夢のような話です。確かに、メジャーデビューというのはバンドの成功として挙げることができると思います。

Mr.ChildrenだってBUMP OF CHICKENだってSEKAI NO OWARIだって、みんなメジャーデビューして大成功しているバンドで
すよね。何か全部トイズファクトリーのバンドになっちゃいましたけど。まぁ彼らのようにメジャーデビューを果たし、CDを
発売して、オリコンランキングに入り、武道館でライブをする。誰もが夢見るバンドとしての成功例です。彼らは間違いなく
バンドで成功した、と言うことができます。まさにバンドで売れた、音楽で飯を食って行ける数少ない成功者です。

そういったイメージが先行してなのか、メジャーデビュー=成功だと思っている人があまりに多い、というかほぼ大半という
事実があるわけです。メジャーデビューで成功しているバンド、いわゆる表舞台に出ているバンドを見ているからか、彼らと
同じようにメジャーデビューすることができれば自分たちは音楽で飯が食って行ける、暮らして行けると勘違いしている人た
ちが沢山いる。だからまずはそこの誤解をしっかりと解くことから始めるべきだな、と僕は考えました。

 

 

メジャーデビューしても音楽で飯が食えないバンドが山ほどいる理由


メジャーデビュー=成功とは必ずしも言えない。メジャーデビューしたからといって音楽で飯が食えるとは限らない。なぜそう
言い切れるかと言えば、そもそもメジャーデビューとは例えばビクター、ソニー、エイベックス、ワーナーなどの日本レコード
協会に所属している会社からCDをリリースすることを指します。つまりメジャーデビューという段階では、あくまでこういった
会社からCDをリリースしたに過ぎません。そしてそれは全くもって成功とは言えませんよね。CDをリリースしただけじゃ、どう
考えたって成功とは言えません。結局はリリースしたそのCDが売れるか売れないか。タレントとしての活動で食えるかどうか。

つまりまとめるとメジャーデビューという響きはとっても良く聞こえるわけだが、その言葉自体の本質は単にこれらの会社から
CDをリリースした、という事実に過ぎません。だからメジャーデビュー=成功では決してない、と言い切ることができるんです。

そうは言っても、やっぱりバンドで売れたいとか成功したいと思っている人の大半はメジャーデビューを目指します。何でみんな
メジャーを目指したがるんですかね?これは広く知られていることではありますが、メジャーのレコード会社に所属すれば莫大な
資金の元、宣伝活動をサポートしてくれたりレコード会社がこれまでに培ってきた長年のノウハウを元にバンド活動ができます。

つまりメジャーに所属しなければ資金的に絶対不可能だったような広告が打てたり、そうすることで今まで知られなかった人達の
元に自分たちの音楽を届けることができるようになります。お金の力ってすごいですね。実際、売れるか売れないかはほとんどが
こういったメジャーが打つ広告にかかってると言っても過言ではありません。もちろん、広告だけでうまくいくほど甘い世界では
ありませんが、大きな組織の莫大な資金力にサポートされるということは売れるか売れないかを大きく分ける要因だと思います。

それだけ「知ってもらう」ということはバンドで売れるためには重要なことで、できるだけ多くの人に自分たちの音楽を届けると
いうことが何よりの課題になるわけです。レコード会社のサポートなしでこれができれば話は早いですが、影響力も資金力もない
個人が膨大な広告をできるはずもなく、やはりそういった面に置いてはメジャーデビューというのは重要な通過点かもしれません。

1995年頃、メジャーデビュー=成功という時代がありました。メジャーデビューすればCDが売れ、音楽で飯が食えるという時代が
確かにあったのも事実です。しかし今はその当時とは何もかもが違います。先日、かなりの長文で音楽市場関のこれまでとこれから
という記事を書きました。そこでも書かせて頂きましたが、そもそも音楽という市場自体が縮小しているという致命的な現実があり
ます。音楽と言えば聞こえはいいですが、結局はビジネスの1つです。お金にならなければ音楽という市場も成立しないわけです。

つまり音楽という市場自体が昔に比べて大幅に縮小しているので、メジャーのレコード会社もとにかくお金がありません。CDだって
どんどん売れなくなり、というかもうほとんどCD単体では売れない時代になり、それに伴ってレコード会社の収益は減り音楽という
市場時代そのものが連続で縮小しています。そんな中でメジャーデビューしたところで、お金になりそうなバンドにしかレコード会社
だってお金をかけてくれません、つまり売れると思われたバンドしか広告費もかけてもらえないし、バックアップなんてしてもらえ
ないということですね。さっきも言ったように音楽もビジネス。売れそうにないバンドはたとえメジャーにいてもお金になりません。

 

 

メジャーデビュー以外で飯が食える道を模索することに答えはある


今回のまとめというか、結論みたいにはなりますが「メジャーデビュー以外の道」というのが、これからの時代バンドマンにとって
生き残りをかけた大勝負になります。つまり、メジャーデビュー以外でバンド活動ができる、それで飯が食って行ける。そんな道を
模索し続けることが必要だと僕は思っています。

そして、そんな努力をし続けて自分たちの音楽を多くの人の元へ届けるために頭を使ったバンドこそが本当の意味で「売れる」という
成功を勝ち取ることができます。よく、趣味思考とかプロ思考とか言っている人がいますが、趣味思考だろうがプロ思考だろうが売れ
るバンドは売れます。メジャーデビューに頼らなくても売れる努力をしているバンドというのは、それがたとえ趣味であったとしても
バンド活動で飯が食って行けるわけです。

そういったバンドは結果としてメジャーのレーベルにも目をつけられ、どんどん成長していくことだと思います。もちろん、そこから
の戦いこそが最も大変なのは言うまでもありませんが、スタートラインに立つことができるバンドというのはこういう人たちです。

今回僕が何度も口にした「音楽もビジネスだ」という言葉を忘れなければ、何かしら答えは見つかるんじゃないかなと思います。音楽
もビジネス、つまり事務所やレコード会社に所属する、契約するということもビジネスです。自分たちがいかにビジネスとして取引き
する価値があるか?を認めさせることができればビジネスは成立します。つまりそういうバンドにならないとダメだ、ということです。

メジャーデビューにも色々な種類があり、メジャーデビュー以外にも音楽で飯を食って行く道はある。この話の続きはまた別の機会に
しようかと思います。まずは自分がバンドを通してどんな風に売れたいのか?を考えてみると良いかも知れませんね。

ではでは、みなさん良きバンドライフを〜。